2025.08.27
京都水族館(所在地:京都市下京区、支配人:坂野 一義)は、このたび、今春に発足した「京都水族館養蜂(ようほう)部」の活動を紹介するイベントを開催しますのでお知らせします。併せて、2025年9月18日(木)~12月1日(月)の期間、養蜂活動の成果やミツバチの役割を伝える特別展示を実施します。
京都水族館では、京都の里山風景を再現した「京の里山」エリアにて、春から夏にかけて田んぼを活用した稲作体験や、絶滅の危機にひんする希少ないきものの飼育を行い、自然と人のつながりを体感いただいています。その一環として、ミツバチの役割を広く発信することを目的に、2025年4月に「京都水族館養蜂部」を発足し、養蜂活動を開始しました。
9月~11月にかけて、自然界でのミツバチの役割や当館の養蜂活動について紹介するワークショップ「京の里山教室~はちみつから分かること~」を全9回開催します。9月18日(木)の初回イベントでは、はちみつ専門店「金市商店」3代目社長であり、世界をまたぐハニーハンターとしても知られる市川 拓三郎氏が登壇し、体験談を交えて講演します。ワークショップでは、ミツバチの生態解説に加え、ハチの巣見学やはちみつの食べ比べ体験、成分解説などを行います。
また、9月18日(木)~12月1日(月)の期間は、ミツバチが生み出す生態系や当館の養蜂活動を紹介する特別展示を実施します。養蜂活動をまとめた映像上映の他、ミツバチの巣である「巣脾(すひ)」やセイヨウミツバチの模型も展示し、来場者にわかりやすく紹介します。
京都水族館では、2021年から未来を担う子どもたちや地域社会と一緒に未来の地球にバトンをつなぐ活動「AQTAION!(アクション)※」に取り組んでいます。今後も養蜂活動を通して、自然と人のつながりを感じる体験を提供してまいります。
※ 2021年12月20日付リリース:未来の地球にバトンをつなぐ、サステナビリティ推進プロジェクト「AQTION!(アクション)」
1.「京都水族館養蜂部」とは
昨今、地球温暖化や農薬問題により、ミツバチの減少が問題視されています。2011年の国連環境計画(UNEP)の報告によると、「世界の食糧の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はミツバチによって受粉を媒介している」といわれるほど、ミツバチは私たちの生活に重要な役割を果たしています。
当館では、今春より「京の里山」エリアを活用し、生態系の循環に重要なミツバチの役割といきもののつながりを発信するため「京都水族館養蜂部」を発足し、養蜂活動をスタートしました。養蜂活動は、「京都ヒグチ養蜂園」の樋口 義明氏をアドバイザーに迎え、4月に巣箱を設置して活動を開始し、5月に初めての採蜜を実施しました。
8月1日(金)には、小学生7名が参加したワークショップ「蜜蝋(みつろう)キャンドル作り」を開催し、ミツバチの役割や養蜂活動に関する解説とあわせて、蜜蝋を使ったキャンドル作りに挑戦しました。
今後は、ミツバチの飼育を通して施設周辺の緑化や教育普及活動に活用し、身近な自然への関心を高めるきっかけとなる活動を進めてまいります。
設置した巣箱
養蜂作業のようす
採取した蜜
■ 水族館なのにミツバチ!?「京都水族館養蜂部」活動開始記念の展示が期間限定で登場
ミツバチが生み出す生態系や養蜂活動について知ることができる展示を開催します。ミツバチが花粉媒介する重要性をパネルで紹介するほか、ミツバチの巣「巣脾(すひ)」やセイヨウミツバチの模型を展示し、養蜂活動をまとめた特別映像も上映します。
また、来場者と一緒に作る「蜜源フラワーMAP」を展示します。
5月に採蜜したはちみつの分析では、クローバーのDNAが多く検出されました。そこで、京都水族館から半径2km圏内に咲くクローバーの場所を来場者と一緒に調査します。館内で配布する「蜜源探検シート」にクローバーを見つけた場所を記入し、専用ボックスに投函(とうかん)してください。集まった情報をもとに、当館のミツバチが訪れているかもしれないクローバーの分布をMAPにまとめ、展示します。
開催期間:2025年9月18日(木)~12月1日(月)
開催場所:2階ハーベストカフェ前
ミツバチの巣を展示(イメージ)
セイヨウミツバチの模型(茨城県自然博物館所蔵)
ワークショップイメージ
養蜂部の活動紹介
樋口さんによる実演での解説
巣箱のミツバチを観察
熱心にメモを取りながら話を聞く参加者
芯に溶かした蜜蝋を付けてキャンドルを作る
楽しみながらキャンドル作りに挑戦