コラム

2022.09.22

「里山教室 ~里山で遊ぼう~」収穫の秋!稲刈りを実施しました。

自然豊かな里山風景を再現した「京の里山」エリアでは、水、いきもの、食物、そして人とのつながりや、生物多様性の大切さを伝えています。
日常生活で田んぼを目にする機会が少ない子どもたちに、田植え、稲刈り、脱穀精米などの稲作や、飼育スタッフと一緒に行ういきもの観察会などを体験するプログラム「里山教室~里山で遊ぼう~」を実施しています。

■第3回「里山で遊ぼう!~稲刈り編~」


まだまだ夏の暑さが残る2022年9月10日(土)に、事前抽選に当選した年間パスポート会員の子どもたち13名が、稲刈りと「はざ掛け」と呼ばれる稲の乾燥作業を体験しました。‌

まずは、たわわに実った稲を刈るところからスタート。‌
子どもたちは地元の農家さんや水族館のスタッフと一緒にどんどん稲を刈っていきます。‌
はじめは恐る恐る鎌を持つ子どもたちでしたが、すぐに慣れたようすで作業を進めていきます。‌




稲刈りをしていると、バッタやナメクジなど里山に住むいきものを発見。‌
バッタが大好きな子どもたちは「かわいい」と大はしゃぎです。‌
とても楽しそうに捕まえたバッタを見せてくれました。‌



稲刈りが進んできたところで、次は「はざ掛け」を行います。‌
まずは刈った稲を片手で握れるくらいを一束として二束を交差させ、紐で束ねていきます。‌
干す際に稲が外れてこないよう、紐で固く結ばなければならなかったので「稲刈りより難しかった」と子どもたちには少し大変だったようです。‌




束にした後は竹に逆さにかけていきます。‌



稲穂を逆さまに吊るして干すことで糖の含有量が高くなり、よりおいしいお米ができるといわれています。‌
背の高い位置にある竹に、子供たちは一生懸命に稲をかけていきました。‌
「はざ掛け」が完了したところで今回の作業は終了です。‌



暑い中で予定より早めに作業を終了しましたが、「もっとやりたい」と残って作業をお手伝いしてくれる子も。‌
お米を作る大変さを肌で感じながらも「楽しかった」「また来たい」と話してくれました。子どもたちにとって良い思い出になってくれたらうれしいです。‌
蒸し暑い中での作業、お疲れさまでした。‌

2週間ほど天日干しを行い、9月24日(土)には「里山教室~里山で遊ぼう~」最後の体験プログラムとなる脱穀・精米編を実施します。きれいな白米になるのが楽しみですね。‌

※脱穀・精米編の募集は終了しています。‌



京都水族館では、未来の地球にバトンをつなぐ、サステナビリティ推進プロジェクト「AQTION!(アクション)」を行っています。‌
水族館だからこそ見えてくる地球や社会の課題に対して、未来を担うこどもたちや地域社会と一緒に取り組みます。‌

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