コラム

2023.05.17

京都に所在する4園館による「きょうと☆いのちかがやく博物館」
「野生動物学のすすめ2023」にワークショップで参加しました

京都市動物園・京都市青少年科学センター・京都府立植物園・京都水族館の4園館は、「いのちかがやく」を共通のコンセプトに「きょうと☆いのちかがやく博物館」として連携協定を締結し、かけがえのない自然環境の次世代への継承、そして地域や社会の活性化を目的として、一年を通してさまざまな交流連携事業を展開しています。
今回は、4月に京都市動物園で開催された「野生動物学のすすめ2023」の様子を紹介します。

■野生動物学のすすめ2023開催

2023年4月8日(土)・9日(日)の2日間、講演会を中心に、体験型ワークショップや野生動物の生息地で調査を行っているNPO団体によるブース出展を行う「野生動物学のすすめ2023」が京都市動物園で開催されました。‌
当館は、「きょうと☆いのちかがやく博物館」として、8日の午前中にワークショップを出展しました。‌


■京都水族館は「ブサカワ魚面を作ろう!」を実施

京都水族館のブースでは、人気のワークショップ「ブサカワ魚面を作ろう!」を開催。オオサンショウウオの幼生と成体、コブダイ、ニシキテグリの4種類のいきものの中から、好きな魚面をつくります。‌



朝から多くのお客さまに魚面づくりを体験いただきました。‌

どのいきものも人気ですが、この日の一番人気はオオサンショウウオの幼生でした。‌
実は、魚面作りでいちばん難しいいきものがオオサンショウウオの幼生。ポイントになるのは、幼生のときにしかない外鰓(がいさい)です。本物の幼生の写真を見ながら作っていきます。‌

参加者の皆さまは、ご家族や友だち同士で協力しながら魚面を完成させていました。魚面をつけて動物たちを見に行くお子さまもおり、楽しい時間を過ごしていただきました。‌


■他にもいきものや自然に触れるプログラムが満載

京都水族館の隣のブースでは、京都市環境管理課・京都府自然環境保全課による「生物多様性クイズ~「生物多様性って何?」を一緒に考えてみよう~」が開催されました。‌
クイズに答えると、いきものの缶バッジを1つゲットできます。‌
全10問のクイズをすべて正解するお子さまがいるなど、皆真剣にクイズに挑戦して楽しんでいました。‌




9:30~11:30には「わたしたちの身の回りの自然」を発見するワークショップが開催されました。これは、京都市動物園、京都府立植物園、京都市青少年科学センターによる3つのプログラムです。‌
「京都の森」ゾーンでは、森で見つけた動物の痕跡や、祇園祭・葵祭に欠かせないフタバアオイとチマキザサのクイズに挑戦。普段は入ることのできない棚田エリアでは、池の水を採集し、微生物について学びました。‌






午後には、「生物多様性って何?」と題したセッションを開催。「生物多様性」に関するさまざまな意見交換を行う場となりました。‌

ワークショップや講演などのプログラムを通し、参加者の皆さまが身近ないきものや自然に目を向けるきっかけとなる1日でした。‌

これからも京都水族館は、地域と連携し、次世代を対象としたさまざまな企画に取り組んでいきます。‌‌




京都水族館では、未来の地球にバトンをつなぐ、サステナビリティ推進プロジェクト「AQTION!(アクション)」を行っています。‌‌
水族館だからこそ見えてくる地球や社会の課題に対して、未来を担うこどもたちや地域社会と一緒に取り組みます。‌
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