コラム

2023.10.26

オットセイ・アザラシエリアの
イラストボードがリニューアルしました!

京都水族館のオットセイ・アザラシエリアには、個体の特徴を描いたイラストボードがあります。このたび、京都市立芸術大学の学生3名にご協力いただき、イラストボードが新しく生まれ変わりました。
今回は、その制作過程をお届けします。

■イラストボードのリニューアル開始!
京都水族館のオットセイエリア・アザラシエリアには、6頭のミナミアメリカオットセイと3頭のゴマフアザラシが暮らしています。いきものたちは、見た目はもちろん、好みのごはんや仕草など特徴が異なります。そんな個体ごとの特徴を紹介するイラストボードを掲示しています。‌

これまで、お客さまにご覧いただいていたイラストボードは、2019年に飼育スタッフが描いたもの。このたび、2023年10月に京都駅東部エリアへ移転した京都市立芸術大学の森川深雪さん、西川萌生さん、橋本唯瑶さんに新たにイラストボードを制作いただきました。‌

オットセイイラストボード(2019年制作)


アザラシイラストボード(2019年制作)


■見て、触れて。いきものを間近で感じながら制作スタート
制作をはじめるにあたり、まずは、オットセイとアザラシについて知ることから始まりました。‌
8月、いきものを近くで見たり、触ったりしながらどんなイラストにするかイメージしていきます。普段は、いきものを描く機会が少ないという3名は、特徴をつかむのがなかなか難しかったといいます。‌

アザラシとのふれあいのようす


オットセイとのふれあいのようす


目で見て、直接触れて、いきものについて知ったら、次はスケッチ制作にとりかかります。オットセイとアザラシを担当する飼育スタッフからヒアリングをしながら、個体らしさをいちばん感じられるシーンや表情を決め、構図を考えていきます。‌

オットセイの親子、メアリー(母)とはんな(娘)のスケッチ


構図が決定!


■本番制作がスタート!飼育スタッフも絶賛の仕上がりに!
厳しい残暑が続いた9月中旬、展示エリアでイラストの制作がスタートしました。‌
撮影した写真を見たり、実際にいきものを観察したりしながら描き進めていきます。普段、日本画や油画(油絵)を制作する学生さんたちにとって、アクリル絵の具でグラデーションをつけながらいきものの機微を表現する工程は、いつもと違う難しさがあったといいます。‌
開館中は、お客さまにもご覧いただきながら制作し、お子さまなど多くの方に声をかけていただきました。‌

オットセイボードを描き進めるようす


3頭の個性を感じられるボード


計40時間をかけた制作の末、イラストボードが完成しました!閉館後の夜間に作業を行う日もあるなど、長時間にわたる制作となりました。‌



個体の特徴を繊細に捉えたイラストボードを見ながら、実際にいきものを観察してみると、いきものの意外な一面に気づくかもしれません。観察して気になったことは、ぜひ飼育スタッフに聞いてみてください。‌

今回は、京都市立芸術大学の森川深雪さん、西川萌生さん、橋本唯瑶さんにイラストボードを制作いただきました。ご協力ありがとうございました。‌
新しく生まれ変わったイラストボードを見ながら、オットセイとアザラシの観察をお楽しみください。‌




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【学生3名に制作した感想をお伺いしました!】‌
西川 萌生さん(油画専攻)
これまで、オットセイとアザラシをじっくりと見る機会がなかったのですが、今回目の前で観察したり触ったりして、個体ごとに違いがあることを知りました。見た目では柔らかそうなアザラシも、触ると筋肉の硬さを感じて、質感を細かに表現しながら制作しました。‌

森川 深雪さん(日本画専攻)
今まで水族館でいきものをスケッチする機会はなかったのですが、今回の制作で個体ごとの特徴をつかみながら描けたのが嬉しかったです。これから先、京都水族館に掲示されるイラストボードの制作に携わることができてよかったです。‌

橋本 唯瑶さん(油画専攻)
自分で観察するだけでなく、飼育スタッフの話を聞くという貴重な経験ができました。毎日いきものに接している飼育スタッフだからこそわかる特徴やクセがあると分かって面白かったです。自分で描いたことで、いきものたちにさらに愛着が湧きました。‌

左から、西川 萌生さん、森川 深雪さん、橋本 唯瑶さん

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