コラム

2024.08.16

里山教室2024~田植え編~
今年も田植えをしました!

自然豊かな里山風景を再現した「京の里山」エリアでは、日常生活で田んぼを目にする機会が少ない子どもたちが、稲作としめ縄作りを体験するプログラムを毎年実施しています。
今回は、5月に実施した田植えの模様をお届けします!

■第1回 「里山で遊ぼう!~田植え編~」
2024年5月11日(土)、田植え当日を迎えました。今年は、事前抽選に当選した年間パスポート会員9名のお子さまと一緒に田植えに挑戦です。‌

京都水族館では、開館当初から子どもたちと一緒に昔ながらの手法で稲作体験を実施しています。今回は、最初のプログラム「田植え」です。近年は、機械を使って田植えをすることが多いですが、里山教室では一つひとつ手作業で苗を植えていきます。この大変な作業を通して、食べものを作る大変さを実感するプログラムです。‌
今回は、4面の田んぼすべてに田植えを行うため、ヤゴ・バッタ・アメンボ・カエルの4つのチームに分かれ、協力しながらそれぞれ1面の田んぼに田植えをします。‌

さっそく田んぼに入ってみると、足に泥がまとわりついて、子どもたちはなかなか上手に歩くことができません。最初は移動するのもひと苦労でしたが、慣れてくるとスムーズに歩けるようになりました。‌

飼育スタッフと農家さんがレクチャー



田植えのコツは、「苗が倒れないようにして、等間隔で植えること」。植える深さが浅すぎると苗が倒れてしまって、稲まで育つことができないので、きちんと土を寄せながら植えることが重要です。さらに、苗同士の間隔が狭すぎると栄養分が十分に行き渡らなくなるので、等間隔になるように目印を付けたヒモを使って植える場所の目安を確認します。‌

ヒモの目印の場所に植えていきます



飼育スタッフと農家さんに教えてもらいながらさっそく植えていきます。土を寄せながら苗を植え、植え忘れがないように確認します。慣れてくるとどんどん植えるペースが上がり、約2時間かけて4面すべての田植えが完了しました。‌
子どもたちからは「泥が冷たくて気持ちよかった」「初めての田植えだったけど楽しかった」とさまざまな感想を聞くことができました。‌


■里山のいきもの観察も!
「京の里山」エリアには魚や昆虫、両生類などさまざまないきものが共生しています。田植えが終わってもまだまだ元気いっぱいな子どもたちは、飼育スタッフと一緒に池に網を入れていきもの探しを楽しみました。‌


■田植えを終えた夏の田んぼは…
田植えを終え約3ヵ月、8月現在の田んぼではぐんぐんと稲が成長中!防鳥ネットを張り、実りの秋を迎えるまで、飼育スタッフが大切に育てます。‌
稲が成長中の田んぼや川など、秋の「里山」エリアには、さまざまないきものが集まります。京都水族館にお越しの際には、「京の里山」エリアもじっくり観察してみてくださいね。‌

防鳥ネットを設置しました




京都水族館では、未来の地球にバトンをつなぐ、サステナビリティ推進プロジェクト「AQTION!(アクション)」を行っています。‌
水族館だからこそ見えてくる地球や社会の課題に対して、未来を担うこどもたちや地域社会と一緒に取り組みます。‌
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