コラム

2017.04.27

その姿、最高に癒し?京都水族館のアザラシの人気の秘密!

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京都水族館には3頭のアザラシがいます。いちばん体が大きく白っぽい体毛の女の子が「ハマ」。名前とは裏腹に顔が黒い男の子「シロ」。そして何かと話題なのがたくさんの癒しと笑い、シャッターチャンスを提供してくれる男の子「ヒカル」です。

直立不動や完全球体など変幻自在…およそアザラシとは思えぬ振る舞いに癒される!京都水族館のアザラシ「ヒカル」


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京都水族館には3頭のアザラシがいます。いちばん体が大きく白っぽい体毛の女の子が「ハマ」。名前とは裏腹に顔が黒い男の子「シロ」。そして何かと話題なのがたくさんの癒しと笑い、シャッターチャンスを提供してくれる男の子「ヒカル」です。‌

ヒカルの何がそんなに話題なのか。一見するとほかのアザラシと同じように毎日朝早く起きてはプールを元気よく泳ぎ、ごはんを食べ、飼育スタッフと遊んで昼寝もする。しかしながら、その動きのひとつひとつにヒカルならではの個性がまさに「光る」のです。知ってしまったら必ず会いに行きたくなる?ヒカルの魅力を教えます!‌

そもそもアザラシってどんな動物?特徴は?


アシカやオットセイ、セイウチなど日本の水族館で見ることのできるアザラシの仲間はたくさんいます。そもそもどこがどうなっているのがアザラシ?と思っている方、ここで簡単にアザラシの特徴をご説明します。ヒカルたちはゴマフアザラシという種類です。アザラシの仲間は陸上では腹ばいで這うように動き、水中では後肢を左右に振って泳ぎます。これに対してアシカやオットセイなどは陸上では四肢を使って動き、前肢を掻くように水中を泳ぎます。見た目ではどちらかわからなくても、これでアザラシを見分けることができます。ちなみにゴマフアザラシは水族館で飼育されているアザラシの中でも最もポピュラーな種類で、ゴマをふったような模様からそう呼ばれます。赤ちゃんのときは皆さん一度は見たことがあるであろう、あの真っ白な体毛をまとった姿が印象的です。‌

日本もアザラシの生息地?寿命ってどのくらい?


アザラシは日本の海にも生息しています。ゴマフアザラシ、ゼニガタアザラシ、アゴヒゲアザラシなどは北海道沿岸海域が生息地の一部であり、ゴマフアザラシの多くは流氷が見られる冬の訪れとともにやってきます。実は、ヒカルもよくやってくる京都水族館のアザラシのエリアで人気のチューブ状の水槽は狭い流氷の隙間から水面に顔を出して呼吸をしたり、休息するアザラシのようすをイメージして作ったものなのですよ。知っていましたか?‌

人間と同じ哺乳類なので海で暮らせど陸場で過ごす時間も多く、子育ても陸上で行います。先述したゴマフアザラシの赤ちゃんが真っ白な理由は、流氷の上で保護色になり外敵から身を守るためのものなのです。寿命は30年前後と言われ、水族館では30歳を超えたアザラシもいます。‌

アザラシ「ヒカル」の性格・特徴・癒しポイントはここ!


さて、アザラシについて少し詳しくなったところで本題のヒカルについてお話ししましょう。ヒカルは冒頭にお話したほかの2頭に比べて小柄な体つきが特徴。そして細い目に眉間の白い点模様。これだけ覚えておけば、どれがヒカルかわかると思います。そして、実はとても慎重で臆病な性格。ごはんの時間や飼育スタッフと遊んでいるときも、見慣れないものが視界に入ったり、驚くようなことがあると平常心ではいられないようす。しかしながら、そんな「ヒカル」の一挙手一投足は魅力に溢れています。‌

陸上で休んでいるヒカル。‌
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体毛が乾いた状態で顔だけ水につけたためか手ぬぐいでもかぶったように。‌

あくびをするヒカル。‌
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何をしていても「ゆるさ」を感じるのもヒカルならでは?‌

飼育スタッフと遊ぶときは、色々なサインにも応えて特技を披露してくれます。前肢を目一杯伸ばしたバンザイはシャッターチャンスです。‌
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ヒカルは臆病な性格とは裏腹に水槽の外にはとても興味があるようでよく見ています。‌
005水槽の外を凝視するヒカル。‌

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006時にはスタッフやお客さま。‌

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008時にはオットセイ。‌

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ヒカルにとって水槽の外を行き交う人や物はとても興味深いのでしょう。細い目をさらに細めて淡々と凝視しています。‌
009直立不動で昼寝をするヒカル。


チューブ状の水槽に「気をつけ」の状態で目を閉じ静止、微動だにせず。いつもこのスタイルなわけではありませんが、その時々のさまざまな昼寝スタイルにも注目。‌
010完全球体になったヒカル。‌

外を凝視するあまり水中で完全停止した際に正面から撮るとこのようになります。もともと丸い体つきではありますが、ここまで丸くなるとは。ちなみに吻先(鼻先)をガラスに押し付けすぎてつぶれてしまっているところも、ヒカルらしさ。‌

まとめ


アザラシとひとことに言ってもその種類も特徴もさまざま。水族館で生態を勉強して詳しくなるのも楽しみのひとつですし、チャームポイントを見つけてお気に入りの個体を探すのも面白いですね。まずは、強烈な個性を放つ京都水族館のヒカルに会いに来てくださいね。‌

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