京都水族館 KYOTO AQUARIUM BY ORIX

コラム

里山教室2025 ~「京都水族館養蜂部」が今春から活動開始しました!~

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京都水族館では、京都の里山風景を再現した「京の里山」エリアにて、四季折々の自然やいきもののようすを観察でき、人と自然のつながりを体感いただくことができます。
その一環として、今年の春に「京都水族館養蜂部」を発足し、養蜂活動をスタートしました。

■なぜ京都水族館で養蜂を始めたのか

国連環境計画(UNEP)の報告によると、「世界の食糧の9割を占める100種類の作物のうち、約7割がミツバチの受粉によって成り立っている」といわれています。

少し難しい言い方をするとそうなりますが、「私たちが食べている作物は、ミツバチが受粉してくれるからこそ実る」ということです。ミツバチは、花蜜を集めるときに花粉が体につき、別の花に移動したときに受粉が行われます。

ミツバチにとって花蜜を集める行為は生きるために欠かせない行動であり、人間はその恩恵を受けて暮らしています。

しかし、その大切さに気づく機会は日常生活の中ではなかなかありません。そこで京都水族館では、「ミツバチを通して自然に目を向けるきっかけをつくりたい」という思いから、養蜂を始めました。

■養蜂ってどうするの?

まずは「養蜂とは何か」を学ぶところからスタートしました。
京都水族館養蜂部は、普段はオオサンショウウオや大水槽の魚類、クラゲなどのいきものを担当している飼育スタッフが集まって活動しています。

養蜂は全員はじめての経験なので、アドバイザーとして京都ヒグチ養蜂園の樋口義明さんにご指導いただき、4月に巣箱を設置して活動を開始。5月には、初めての採蜜を行いました。

養蜂の説明を聞く飼育スタッフたち

■ミツバチはすごい!

養蜂を始めてから、ミツバチのすごさを日々実感しています。
ミツバチの巣には「女王蜂」「働き蜂(メス)」「オス蜂」がいて、それぞれが役割を果たしています。

女王蜂:産卵を続ける

働き蜂:蜜集め、幼虫の世話、巣の清掃や防衛など、あらゆる仕事を担当

オス蜂:女王蜂と交尾(交尾後は命を終える)

交尾を終えたオス蜂の亡骸を、働き蜂が巣の外に運び出して清潔を保つなど、巣全体が見事な協力体制で成り立っています。

それぞれが役割を全うし、生きるために懸命に働く姿に、私たちも日々感心させられます。

■8月にはワークショップも開催

3回の採蜜を終えた8月には、「蜜蝋(みつろう)キャンドルを作ろう!」ワークショップを開催しました。
アドバイザーの樋口義明さんにもお越しいただき、参加者の皆さんにミツバチを説明。

副館長とのトークセッションや、ハチ同士のコミュニケーション方法のひとつである「ミツバチダンス」の実演解説もあり、会場は大いに盛り上がりました。

ミツバチダンスを説明する樋口義明さんと参加者
蜜蝋キャンドルつくり
完成した蜜蝋キャンドル

「京都水族館養蜂部」は、まだ始まったばかり。
今後もミツバチの魅力や、自然と人とのつながりを伝える活動を続けていきます。
ぜひ、これからの活動にもご期待ください!

京都水族館では、未来の地球にバトンをつなぐ、サステナビリティ推進プロジェクト「AQTION!(アクション)」を行っています。
水族館だからこそ見えてくる地球や社会の課題に対して、未来を担うこどもたちや地域社会と一緒に取り組みます。
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