コラム

2020.06.12

営業再開を心待ちにしてくださったみなさまへ 

お久しぶりです。京都水族館です。‌
みなさまとお会いできる日が、やっと近づいてきました。‌
営業再開を心待ちにしてくださったことに、心から感謝いたします。‌
いきものたちは、みんな元気です。‌

2012年3月の開業以来、初めて経験した3カ月以上にわたる長期休館でした。‌
お客さまと直接お会いすることができない中、公式Twitterで「#休園中の動物園水族館」のハッシュタグをつけていきものたちのようすを発信するなど、ウェブ上でみなさまとコミュニケーションをする日々が続きました。‌
投稿されたコメントの中では、‌
「再開したら、いきものたちに、早く会いに行きます!」‌
「体に気をつけて頑張ってください!」‌

お会いできる“いつか”を信じ、心待ちにしてくださったみなさまから、たくさんのあたたかい声をいただきました。‌

わたしたちが未だかつて経験したことのない未曽有の状況の中で、‌
水族館として、何をすべきか、何ができるか、をたくさん考えました。‌

人間の存在を忘れているように、砂に隠れてしまったチンアナゴ。‌
いつも遊んでくれるお客さまがいなくて、心なしか寂しそうなイルカやペンギンたち。‌
変わらず元気に過ごしてくれた、すべてのいきものたち。‌
それぞれのいきものたちと真正面から向き合う、水族館の飼育スタッフたち。‌

変わったことや、変わることを強いられたこともたくさんありましたが‌
変わらないもの、変えてはいけないものがあることにも気づくことができました。‌

いきものを、大切に想う気持ち。‌
いきものとのふれあいや水のゆらぎに、心がほぐれていく瞬間。‌

わたしたちがみなさまと育みたい、“水族館のある暮らし”。‌

いつでも、なんどでも、行きたくなる水族館になるために、‌
わたしたちが開業当初から目指してきた場所を、改めて確認することができました。‌

水族館で暮らすいきものたち、‌
水族館を支えるスタッフたち、‌
そして、みなさまと。‌

“近づくと、もっと好きになる。“‌

そんな、あたたかい、うれしい気持ちになれる瞬間を、‌
みなさまとお会いできる日を、心から楽しみにしています。

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